就活にはやるべきこと、やってはいけないことがたくさんあり、それには理由があります。
理由を理解しているのとしていないのでは、就活が大きく変わります!
みなさんが納得して就活できるよう、キャリアカウンセラーがアドバイスします!
- 単独説明会に参加する理由
理由1
職場の雰囲気の一端を感じることができる
-
単独説明会では、多くの企業が採用担当者のほか、人事責任者や経営者、あるいは若手社員などが登場し、それぞれの立場から企業のこと、仕事のことを学生に伝える。合同説明会に比べても関わる社員の人数や説明にかける時間数が多い。つまり社員同士のコミュニケーション機会を多く目にすることができるほか、それぞれの社員が何を大切にして仕事に取り組んでいるのか理解でき、職場の雰囲気の一端を感じることができる。
理由2
志望度合いの強さを伝えられる
-
単独説明会に参加するためには、多くの場合、学生が参加申し込みの連絡や手続きが前提となる。企業側からすれば、単独説明会に参加する学生は自社に対する興味を持っていると認識することができるだろう。しかし、学生は、説明会へ参加するだけでは時間の無駄になるかもしれない。少なくとも事前に情報を整理し、説明会では積極的に質問するなど、企業のことを「知ろうとする姿勢」が欠かせない。
理由3
非公開情報に触れることができる
-
企業は事業内容を自社のホームページや会社パンフレットで公開しているが、事業計画や現在進行中のプロジェクトなどは経営戦略上ホームページなどには公開しないことが多い。しかし、単独説明会では経営者などがそれらの情報に触れながら自社をPRすることがある。学生の積極的な質問に、「つい口を滑らせてしまう」こともあるだろう。まさに、ここでしか聞けない情報だ。
-
-
まとめ
-
「合同説明会で話を聞いたから単独説明会に行く必要はないのでは?」
コスパ(費用対効果)を意識する就活生がこう考えるのも無理はないだろう。移動の経費が多ければ尚更だ。しかし、上記のように単独説明会に参加するメリットもある。志望度が高い企業への参加はできるだけ検討してほしい。
一方で気になるデータもある。ある県で社会人3年目までを対象とした調査では、就活中「会社や仕事を理解するのに役に立たなかったもの」として単独説明会が1位に挙げられているのだ。確かに企業の中には合同説明会と同じような情報しか提供できていないところもあるのかもしれない。企業側の努力、工夫は点検されなければならないが、学生側の準備や参加姿勢は問題ないだろうか。「受け身」で参加する限り、得られるものは少ないだろう。良い意味でも悪い意味でもその企業の採用活動への意欲が分かる。「少しの情報も逃さない」という気持ちで説明会に臨んでほしい。
-
今回のアドバイス担当