就活にはやるべきこと、やってはいけないことがたくさんあり、それには理由があります。
理由を理解しているのとしていないのでは、就活が大きく変わります!
みなさんが納得して就活できるよう、キャリアカウンセラーがアドバイスします!
- 非製造業が理系を欲しがる理由
理由1
理系学生にロジカル・シンキングの素質があると考えるため
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私の仕事のひとつですが、企業研修の講師として社員の方へロジカル・シンキングについてセミナーを実施しています。企業が事業活動を行なえば必ず何らかの問題に直面します。このため、社員には原因と結果の因果関係を突き止め、論理的に解決する能力が求められます。それがロジカル・シンキング(論理的思考)です。理系の学生は授業や研究を通してその基礎を身につけている場合が高いので、非製造業からの評価も高いと考えられます。
理由2
ロジカル・コミュニケーションの素質を理系学生に求めるため
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ロジカル・コミュニケーションとは、限られた時間で相手に分かりやすく筋道を立てて説明するスキルです。 私が以前、在籍していた非製造業の会社も理系学生を営業職として多く採用していました。顧客の課題を解決するために理にかなった説明が求められるからです。今回、例に挙げた営業職だけではなく、非製造業の多くの職種において、そのポテンシャルを理系学生に感じているのではないでしょうか。
理由3
理系学生が学んできた内容に関連する事業計画が考えられるため
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社会環境、経済環境など変化が激しい現代社会においては、製品やサービスの陳腐化も早くなります。経営コンサルタントとして、いつの間にか3,000社以上訪問して数多くの社長にお会いしてきましたが、成功している経営者は常に未来に目を向け新規事業を考えています。非製造業の分野でも新たな事業計画立案の際には、理系学生の研究内容思考に期待する経営者は少なくありません。
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まとめ
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非製造業のすべての企業が理系を欲しがっているわけではありませんが、中にはそういう企業も数多くあります。新卒採用はポテンシャル採用、潜在能力に期待して採用する企業が多いので、自身の学部学科に関連しない業種・職種にも興味があればチャレンジすることも必要だと思います。自分の可能性を信じて就職活動、頑張ってください。心から応援しています。
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今回のアドバイス担当