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新卒のかんづめ×静岡経済研究所 静岡経済白書

静岡県内主要産業の動向

9 その他の地場産業 (1)繊維

綿・スフ織物業の製造品出荷額:10億円 全国シェア:1.1%(2013年、工業統計)

高い技術力を有しながら、 生産規模は縮小傾向

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 静岡県の遠州地方は、高い技術力を有する綿織物の産地で、春夏物のシャツ地を中心とした広幅織物や和装用の小幅織物、光沢感のある別珍や縦方向に畝のあるコール天など、多様な織物を生産している。
 しかし、中国、東南アジアなどの海外生産が定着し、受注量は大幅に減少。業界では経営者の高齢化や後継者不足、低水準な加工賃などの厳しい経営環境が続いており、産地規模は縮小傾向にある。(図表)

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地域ブランドの強化により産業再興を

 こうした状況の中、静岡県では平成26年9月、「ふじのくにシャツ」認定制度を開始。同制度では、遠州織物を使用した「武襯衣(むしゃ)」など4種類のご当地シャツが認定されており、クールビズでの着用推奨などを通じてPRに取り組み、市場開拓の支援に注力している。こうした動きと連動して地域ブランドを強化し、産業再興につなげることが期待される。また、一部の業者は旧式の織機を用いて、最新機では織れない表面に凹凸感のあるふっくらとした綿素材を生み出している。今後は、量を追わず、こうした特徴ある素材を海外に売り込み、賃加工に依存する収益構造を変革していくことが求められる。