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新卒のかんづめ×静岡経済研究所 静岡経済白書

静岡県内主要産業の動向

7 自動車部品

製造品出荷額:2兆8,341億円 全国シェア:8.5%(2013年、工業統計)

全国第2位の規模を誇る本県の基幹産業

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 静岡県の自動車部品業界は、事業所数が1,184事業所、製造品出荷額が2兆8,341億円と、本県総出荷額の18.1%を占める基幹産業である。(図表1)また、出荷額の全国シェアは8.5%で、愛知県に次ぐ全国第2位の規模を誇り、完成車メーカーを支える重要な部品供給地としての役割を果たしている。
 県内には、スズキ(本社、湖西工場、相良工場他)やホンダ(旧浜松製作所、現トランスミッション製造部)、日産(旧吉原工場、現ジヤトコ)、トヨタ(トヨタ自動車東日本 東富士工場)など、複数の完成車メーカーが生産拠点を置いていることから、部品メーカーも特定の系列に偏ることなく県全域に幅広く立地している。
 完成車メーカーの生産動向をみると、平成20年秋のリーマン・ショックや23年の東日本大震災の影響を大きく受けたほか、これまで高止まりしてきた円相場などを要因に、“現地調達・現地生産”が主流となっている。その結果、アベノミクスにより円安に振れても、国内生産および輸出は伸び悩む状況が続いている。(図表2)

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電動化やモジュール化への対応など課題が山積

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 完成車メーカーが東南アジアをはじめとした新興国に主戦場を移す一方、国内市場は今後も縮小が予想されており、県内部品メーカーにおいても、海外進出への対応やグローバルな視点での競争力強化が、より一層求められている。また、HV(ハイブリッド自動車)やEV(電気自動車)、FCV(燃料電池自動車)といった次世代自動車の普及に伴って自動車の電動化が着実に進展する中、とくにエンジンや駆動関連部品など、電動化によって将来的に消失する可能性がある部品を手がけるメーカーでは、長期的な対応策を早急に検討する必要がある。
 ほかにも、コスト削減に向けた部品の共通化やモジュール化への対応、環境や安全面の取組み、ITS(高度道路交通システム)の構築や自動運転技術の開発など、業界が直面する課題は数多い。日本のモノづくりを支えてきた自動車産業の未来に、静岡県経済の浮沈がかかる。

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