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新卒のかんづめ×静岡経済研究所 静岡経済白書

静岡県内主要産業の動向

6 電気機械

製造品出荷額:2兆4,011億円 全国シェア:6.5%(2013年、工業統計)

白物家電、自動車電装品で高い全国シェア

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 本県の電気機械の製造品出荷額(電気機械、情報通信機械、電子部品・デバイスの合計)は、輸送機械に次ぐ規模にあり、モノづくり県・静岡を支える主要産業である。白物家電を中心に大手セットメーカーの量産工場と、その加工組立を担う中堅・中小部品メーカーが立地する一方で、基幹部品となる半導体などの電子部品・デバイス、スマートフォンなど情報通信関連の集積は薄く、主に県外から調達している。(図表1)
 生産品目別にみると、三菱電機や日立、パナソニックなどの生産拠点が立地する白物家電(家庭用・業務用エアコン、冷蔵庫、洗濯機)をはじめ、蛍光灯などの照明器具も高い全国シェアを占める。(図表2)また、本県は自動車産業の集積が厚く、小形電動機(モーター)や自動車の内燃機関電装品など自動車電装品の生産も盛んとなっている。
 電気機械産業の県内出荷額の動向をみると、白物家電や携帯電話メーカーの生産拠点の海外移転を受けて減少傾向にある。(図表3)20年秋のリーマン・ショック後の景気低迷で、デジタル家電や携帯電話の需要が大幅に落ち込み、県内出荷額も減少を余儀なくされた。その後も、家電エコポイント制度など政府の景気対策や「省エネ家電」への切り替え需要の拡大などにより、一時的に前年を上回る時期もみられるが、本格的な回復には至っていない。こうした中、26年後半からの円安の定着により、白物家電を中心に海外生産の国内回帰が進行、県内の部品メーカーにとって、受注量回復に向けた追い風となっている。

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迫られるスマート家電への対応

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 今後、ICT技術の進展に伴い、家電業界ではスマートフォンやタブレットと連動したスマート家電製品が普及していくと見込まれる。こうした動きは、製品の販売だけでなく、家庭での利用状況をモニタリングすることにより故障前のメンテナンスを行うなど、従来のビジネスモデルの変革を求める可能性が高い。中小企業にも、モノづくり面だけでなく、情報技術力を磨くとともに、新しいビジネスチャンス獲得に向けた提案力向上が期待される。

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