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新卒のかんづめ×静岡経済研究所 静岡経済白書

静岡県内主要産業の動向

2 水産業

海面漁業漁獲量:196,900トン 全国シェア:5.3%(2014年、漁業生産統計)

かつお類を中心とした多様な水産物を供給

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 静岡県は、駿河湾や遠州灘、浜名湖など、変化に富み資源豊かな漁場を有するとともに、全国有数の漁業基地である焼津港をはじめ、沼津、御前崎といった多くの良港を擁し、遠洋漁業、沖合漁業、沿岸漁業、海面養殖業、内水面養殖業など、多様な漁業が展開されている。
 海面漁業の魚種別の漁獲量をみると、静岡県はかつお類が約4割を占めるとともに(図表1)、きはだまぐろ、さくらえびなども日本一の漁獲量を誇り、まあじ、にじますなどの養殖も盛んである。(図表2)さらに焼津や沼津を中心に、節製品や塩干品など特色ある水産加工業者も集積し、多彩な水産物の供給地となっている。
 しかし、世界的な水産資源の枯渇や、漁業従事者の減少などを背景に、近年、県内の漁獲量は伸び悩んでいる。(図表3)そのほか、養殖ウナギに必要なシラスウナギ(稚魚)の漁獲量が減少しており、ニホンウナギが絶滅危惧種に指定されるなど、業界では資源管理も重要な課題となっている。

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適切な資源管理と新しい養殖技術の開発に期待

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 主力のかつお・まぐろ類については、世界的な資源の減少や漁獲規制の影響もあり、中長期的に水揚量の減少は避けられない見通しである。一方、欧米での健康志向の高まりや新興国などでの消費量拡大により、国際的な需要は増加が続き、価格も上昇傾向にある。
 健康志向や食に対する安全に関心が高まる中、新鮮で高品質な水産物に対する需要は根強いものがある。このため、限りある水産資源を安定的・持続的に利用していくために、適切な資源管理とともに、種苗生産や放流など、「つくり、育てる漁業」が重要性を増している。
 さらに、クエやアワビの陸上養殖、にじますの海面養殖、ウナギの完全養殖といった新たな技術開発・実用化のほか、国内においては、地域ブランドのPR強化、地産地消の推進といった市場活性化策の実行が求められる。

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