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新卒のかんづめ×静岡経済研究所 静岡経済白書

静岡県の経済力・産業力

5 静岡県の商業

静岡県の商業は地方圏での標準的な規模

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 卸売業・小売業を合わせた静岡県の商業は、平成26 年度の県内総生産額(名目値)で1兆2,046億円と、全体の7.6%を占めており、製造業、サービス業、不動産業に次ぐ産業規模となっている。(図表1)
 まず、卸売業について主要指標をみると、本県の全国シェアは、事業所数3.0%、従業者数2.5%、年間商品販売額1.6%を占めており、「全国シェア3%」の経済圏といわれる中で、従業者数と年間商品販売額の占める割合が低い。(図表2)理由としては、卸売業が大都市立地型の産業であり、大規模な卸売事業者が東京や大阪に集中していることが挙げられる。実際に、東京と大阪を合わせたシェアは、事業所数24.8%、従業者37.1%、年間商品販売額53.5%と圧倒的である。本県の卸売業は相対的に小規模にみえるが、地方圏でみれば標準的な規模といえる。
 また、小売業において本県のシェアは、事業所数3.2%、従業者数2.9%、年間商品販売額3.0%を占めており、「全国シェア3%」に近い数値となっている。(図表2)

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卸売業の販売額はピーク時の半分以下に

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 次に、年間商品販売額と事業所数の推移をみると、卸売業の販売額は平成3年をピークに減少しており、26年はピーク時の半分以下となっている。(図表3)小売業の販売額は、平成3~ 19 年まで増減を繰り返してきたが、リーマン・ショックと東日本大震災を経た24年は大きく減少した。近年は回復しているが、いまだ19年以前の水準にまでは戻っていない。事業所数については、卸売業、小売業ともに減少傾向にある。
 年間商品販売額および事業所数が減少している要因としては、商品の流通経路の短縮化、いわゆる“中抜き”が進展し、製造業者と小売業者の間での直接取引が拡大。複数の卸売業者の介在する余地が狭まっていることが挙げられる。今後も人口の減少や高齢化率の上昇に伴い、小売業の長期的な停滞が想定される。こうした状況下、卸売業も主たる販売先である小売業者の縮小を受け、取引基盤の一層の弱体化が懸念される。

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  • 1. 静岡県の経済規模1. 静岡県の経済規模
  • 2. 静岡県の産業構造2. 静岡県の産業構造
  • 3. 静岡県の農林水産業3. 静岡県の農林水産業
  • 4. 静岡県の製造業4. 静岡県の製造業
  • 5. 静岡県の商業5. 静岡県の商業
  • 6. 静岡県のサービス業6. 静岡県のサービス業
  • 7. 静岡県の就業構造7. 静岡県の就業構造
  • 8. 静岡県の消費特性8. 静岡県の消費特性
  • 9. 静岡県のNo.19. 静岡県のNo.1